ヘルプ 心がつなぐストーリー

上流階級に生まれ、黒人メイドの存在が当たり前の地域社会で育ってきたスキーター。彼女は大学を卒業して地元の新聞社に務める。そこで、自分をとりまく南部の上流社会への疑問が芽生えてくるのだった。同級生のリーダー格・ヒリーは、黒人が不潔だと主張し、各家庭に黒人メイド専用トイレを設置させる活動をしていた。ある日、ヒリーの家で働いていたミニーが、家族用のトイレを使用したために解雇されてしまう。それをきっかけにスキーターは、黒人メイドへの取材活動をして、真実を伝えようとする。その小さな一歩は、数多くの勇気へと広がり、やがて彼らを取り巻く社会を根底から揺るがす大事件へと発展していくのだった…。 2011年の米アカデミー賞でオクタヴィア･スペンサーが助演女優賞を受賞。